日立INS、中小企業向け機能を強化した「WISE Audit 5.2」発売


 日立アイ・エヌ・エス・ソフトウェア株式会社(日立INS)は26日、メールアーカイブ・フィルタリング製品の新版「WISE Audit 5.2」を発売した。

 WISE Auditは、CSEとエアーが手がけるメールアーカイブ・フィルタリング製品。新版では中小規模ユーザー向けの機能の充実と、添付ファイルの暗号化機能を強化した。

 中小規模ユーザー向けには、都度権限付与による一時監査機能、メール相関図のダイレクト表示、およびメール監査のスピードアップを実現。都度権限付与機能は、メール管理者が通常アーカイブ検索の権限を持たない社内外の監査人に対し、検索対象のメールアドレスと期間を限定し、一時的にアーカイブ検索を許可する機能。

 メール相関図機能は、誰が誰とどんなやり取りをしているかをマップとして表示する機能。従来のキーワード検索に加え、メール受信日時の範囲とメールアドレスを指定するだけで検索結果を相関図として表示できるようになった。

 また、パーソナル検索オプション(PSO)と統合。両製品を同一サーバーにインストールできるようにし、サーバー1台によるシンプルな構成を実現した。

 これらにより、中小規模環境や大規模環境の作業現場単位でのメール監査に幅広く活用できるとしている。

 一方の添付ファイルの暗号化においては、新オプションとして「ZIP暗号化機能」に対応。社外へ送信されるメールにファイルが添付されていた場合、送信ルールに従いパスワード付きの暗号化ファイルに自動変換して送信できるという。

 価格は、容量2TB・200ユーザーのアーカイブライセンスが100万円(税別)。

 今後は中小企業への販売も強化し、2015年までに現12万5000ユーザーから20万ユーザーへの利用増加を目指す。

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