日立情報、メール関連システムを仮想化で1台に統合したアプライアンス


 株式会社日立情報システムズは5月13日、仮想化技術を利用したアプライアンス製品「メールオールインワンサーバ(MAIOS)」を発表した。同日より販売を開始する。

 メールオールインワンサーバは、アンチスパム・アンチウイルス・アーカイブ・フィルター・スプールといったメール関連のシステムを、仮想化技術を利用して1台の物理サーバーに統合した製品。1台の物理サーバー内で複数の仮想サーバーを動作させることで、複数の物理サーバーを使わなくてすむのが利点。また、リソースの利用状況に応じて、CPUやメモリを動的に割り当てることも可能。

 メールオールインワンサーバで使われているソフトウェアは、アンチスパムとアンチウイルスが「Symantec Brightmail Gateway Virtual Edition」、アーカイブとフィルターが「WISE Audit」、スプールが「AIR MAIL IMAP Server」。

 利用可能なサービスにより、「ベーシックモデル(アンチスパム、アンチウイルス)」、「スプールモデル(アンチスパム、アンチウイルス、スプール)」、「アーカイブモデル(アンチスパム、アンチウイルス、スプール、アーカイブ、フィルター)」を用意。価格は、ベーシックモデルが199万5000円から、スプールモデルが269万6400円から、アーカイブモデルが394万3800円から。それぞれハードウェア費用、ソフトウェア費用、1年分のソフトウェアライセンス費用が含まれている。



(福浦 一広)

2009/5/13 13:47