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日立製ストレージと連携した「WISE Audit」-安全なメールアーカイブ環境を実現


 株式会社コンピュータシステムエンジニアリングと株式会社エアーは6月26日、メールアーカイブソフト「WISE Audit」において、株式会社日立製作所(以下、日立)製のストレージアプライアンス「Hitachi Content Archive Platform(以下、HCAP)」に対応した「WISE Audit HCAP対応版」を発表した。8月からのリリース予定。これに伴い日立では、メールアーカイブ環境の導入・構築を支援するサービスを発表。6月30日より販売を、8月29日より提供を開始する。

 WISE HCAP対応版は、日立のWORM(Write Once Read Many:データ改ざん防止)機能を備えたHCAPストレージ対応のメールアーカイブソリューション。HCAPでは、「ファイル単位のWORM機能」のほか、「定期真正性チェック機能」、「ディスクの暗号化機能」、ストレージ容量を論理的に単一のファイルシステムとして利用可能にする「シングルネームスペース機能」などを備えるのが特長。これと、アーカイブメールの自然文検索、相関図表示、スレッド表示、フィルタリングによる情報漏えい防止などの機能を備えたWISE Auditが組み合わさることで、効率的かつ安全なメールアーカイブが実現するという。

 具体的には、システムに取り込まれた全メールを即座にWORMストレージに保存することで、書き換えの禁止、定期真正性チェックなどが可能になる。また、アーカイブ時には各メールのハッシュ値を暗号化してインデックスに保存。管理ツールでメールを表示したとき、万が一改ざんされている場合はアラートが表示されるという。

 シングルネームスペース機能を活用して、HCAPクラスタ構成時には、必要に応じてストレージ容量をオンデマンドで拡張することも可能。そのほか、日立のRAID技術により高い信頼性を実現できるのもメリットとしている。

 日立では、統合ストレージソリューションコンセプト「Services Oriented Storage Solutions」の下、WISE Auditと連携に伴う新ソリューションサービス「HCAP Implementation service for E-mail」を提供する予定。メールアーカイブ環境の導入・構築を支援するもので、8月29日より提供を開始。価格は個別見積もりとしている。



URL
  株式会社コンピュータシステムエンジニアリング
  http://www.csenet.co.jp/
  株式会社エアー
  http://www.air.co.jp/
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.air.co.jp/release/release49.pdf

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( 川島 弘之 )
2008/06/26 13:52

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