RDBサービス「Amazon RDS」がOracle Database 11gをサポート、1時間あたり0.16ドルから


 米Amazon Web Services(AWS)は24日(米国時間)、クラウド型リレーショナルデータベースサービス「Amazon Relational Database Service(RDS)」が、Oracle Databaseに対応したと発表した。従来のMySQLに加えて、Oracle Database 11g Release 2が利用できる。

 Amazon RDSでは、プロビジョニング、バックアップ、ソフトウェアパッチ処理、モニタリング、ハードウェア拡張など、標準的なデータベース管理機能を提供。クラウド環境でRDBを利用することができる。

 ライセンスの提供形態は2種類用意された。「License Included」では、Oracle DatabaseのライセンスはAWS側から提供されるので、ユーザーが別途ライセンスを用意する必要はない。価格は、1時間あたり0.16ドルからで、ソフトとそれを動作させるハードウェアリソース、管理機能などが提供される。

 一方の「BYOL(Bring-Your-Own-License)」は、ユーザーがOracle Databaseのライセンスを用意する必要がある。その代わり、「License Included」より安価に設定されており、1時間あたり0.11ドルからという価格で、AWSのクラウド環境上へOracle Databaseを実装できる。

 なおユーザーはこのほか、1年もしくは3年の長期契約を締結する「Reserved Database Instances」も利用可能。データベースのインスタンスごとに予約金を支払うことで、時間あたりの使用料金が大幅に値引きされ、最大で48%のコスト削減につながるとしている。

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(石井 一志)
2011/5/25 13:48