KVH、99.9%のSLAを保証する仮想サーバー型IaaS「KVH VPS」
KVH株式会社は9日、クラウドサービス「KVH IaaS」の新サービスとして、「KVH Virtual Private Server(VPS)」を同日より提供すると発表した。パブリック、プライベートの両クラウド環境に対応可能で、価格はインターネット接続料を含め、月額8400円から。
KVH VPSは、仮想サーバー型で提供するIaaS型サービス。従来のKVH IaaSは、専用サーバー型で提供されていたが、KVH VPSは仮想サーバー型としたことで柔軟性とコスト効果を高め、多様な用途に利用できるようにしたという。また信頼性についても、キャリアグレードの高い性能を持ち、99.9%のSLAで可用性を保証するとのこと。
ラインアップは、物理サーバー上の仮想サーバー数に制限を設け、VPSのパフォーマンスを保証する「ギャランティード・アロケーション(Guaranteed Allocation:GA)」と、コスト重視型の「ダイナミック・アロケーション(Dynamic Allocation:DA)」を用意した。いずれの場合も、申し込み後最短2時間で使用できる。
最小構成では、仮想CPU×1、2GBメモリ、50GBディスクの環境が提供され、仮想CPUが1つ増えるごとに2GBメモリも追加される。OSは、Windows Server 2008/2003、CentOS 5、Ubuntu 10などが利用可能で、64ビット版にも対応。VPS用のファイアウォールが無償オプションで提供されるほか、ディスク容量の増設も可能だ。また、ユーザー専用のVLAN、ファイアウォール、ロードバランサーなどとの接続も行える。
価格例は、仮想CPU×1、2GBメモリの「DA」が月額8400円、仮想CPU×8、16GBメモリの「DA」が月額3万3600円。