米Microsoft、クライアントPCを集中管理するクラウドサービス「Windows Intune」提供開始


 米Microsoftは23日(米国時間)、クラウドベースでクライアントPCの管理機能を提供する「Windows Intune」を提供開始した。価格はPC1台あたり月額11ドルで、Windowsの更新プログラム(パッチ)やソフト/ハード資産の管理機能、ウイルス対策機能などが提供される。また契約期間中は、Windows 7 Enterpriseへの無償アップグレードも可能だ。

 Windows Intuneは、Windowsクライアントの集中管理機能を提供するオンラインサービス。Windows 7 Enterprise/Ultimate/Professional、Vista Enterprise/Ultimate/Business、XP Professional SP2以降(SP3を推奨)といったOSで利用でき、クラウド上の管理インターフェイスを用いて、容易にクライアントPCの管理を行えるという。

 またサービスの中に「クライアントSA(ソフトウェアアシュアランス)サブスクリプション」が含まれているため、契約期間中は、PCを最新かつ最上位のエディション(現在はWindows 7 Enterprise)へアップグレード可能。利用するWindowsのバージョン/エディションを統一することで、管理をより容易に行えるとしている。

 契約はMicrosoftのWebサイトから行えるほか、25台までの環境で利用可能な30日間の無償トライアルも提供されている。この無償トライアルでは、クライアントSAサブスクリプションは提供されないので、OSの無償アップグレードは行えない。

 なお今回は同時に、システム管理ソフトの新版「System Center Configuration Manage 2012」についても、Beta 2が公開されている。

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