B-EN-Gと日本オラクル、フィールドサービス業務の支援アプリをAndroid端末向けに提供


 東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(以下、B-EN-G)と日本オラクル株式会社は8日、Android搭載携帯端末向けアプリケーション「B-EN-G Mobile Field Service Edition for Siebel」(以下、b-MFS)を発表した。日本オラクルのCRM製品「Siebel CRM」のフィールドサービス業務管理機能を、Android端末から利用できる。

 b-MFSは、フィールドサービス業務に必要となる機能を包括的に提供するソリューションで、「Siebel CRM Field Service」を用いたフィールドサービス業務システムとの連携部分と、Android端末上で稼働するアプリケーションを含んでいる。

 アプリケーションの機能としては、フィールドサービス業務担当者が作業現場で行う作業の指示や依頼の自動的配信が可能なほか、現場で必要とする設計図書・マニュアルなどを、ネットワークを経由して取得し閲覧する機能を備えている。また、修理作業実績報告、ならびに写真・動画での証跡取得などの機能も搭載した。

 現場作業に必要な情報を、Android端末を通じて提供することで、フィールドサービス業務の円滑な遂行を支援。さらにフィールドサービス業務に必要な情報を一元化しているので、業務オペレーションの効率化や業績評価指標の可視化を図ることが可能な点もメリットという。加えて、蓄積された情報の企画、開発、営業部門などとの共有も実現した。

 両社では、装置や施設の障害対応、点検、保全、修理を行うフィールドサービス業務を提供する企業からのニーズを見込んでいるおり、こうした企業への拡販を図る考えだ。

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(石井 一志)
2011/3/8 17:35