富士ソフト、クラウドを活用した物流在庫管理システム「FSCloud Logistics」


 富士ソフト株式会社は、クラウドを活用したネット通販向け物流在庫管理システム「FSCloud Logistics」を、3月下旬より提供開始すると発表した。商品の入荷から出荷までの物流業務を支援するもので、出荷精度や効率を向上させられるという。

 FSCloud Logisticsは、ネット通販を中心に350社以上の導入実績を持つロジザードの物流在庫管理システム「Logizard-Plus」を採用した、ネット通販向けサービス。富士ソフトのクラウド基盤を利用し、クラウドサービスとして提供するため、ユーザー自身によるサーバーなどの購入は不要で、低コスト・短期間での導入が可能な点が特徴だ。

 富士ソフトでは、プライベートクラウドサービスを提供するためのクラウド基盤を、2010年10月に構築しており、その第1弾として、流通BMSソリューション「FSCloud EDI」を
2月1日から提供開始している。今回のFSCloud Logisticsは、流通向けクラウドサービスの第2弾となり、富士ソフトでは今後も流通向けのクラウドサーヒスを拡充するとのこと。

 FSCloud Logisticsの価格は、初期費用が95万円(税別)から、月額費用が5万5000円(税別)からで、最短1カ月での導入が可能。富士ソフトでは、2012年度末までに50社の獲得を目標としている。

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(石井 一志)
2011/2/23 06:00