エンバカデロ、DB開発者・管理者向けツールセット「DB PowerStudio for SQL Server」
エンバカデロ・テクノロジーズ(以下、エンバカデロ)は7日、SQL Serverを利用するデータベース開発者/管理者向けのデータベースツールセット「DB PowerStudio for SQL Server」を発表した。今まで単体で提供されてきたデータベースツール群を、低価格で利用可能になるという。販売は同日より開始される。
DB PowerStudio for SQL Serverは、データベース開発、管理、パフォーマンスチューニングをサポートした、SQL Server向けのソフトウェアスイート。マイクロソフトが提供するSQL Server向け管理ツール「SQL Server Management Studio(SSMS)」の機能を補完するもので、複数バージョンのSQL Serverを、単一のGUIを用いて開発、管理、最適化できるという。また、クラウド形式でアプリケーションを提供する「ToolCloudライセンスオプション」にも対応し、組織内で効率よく利用できるとのこと。
ラインアップとしては、SQL Serverデータベース向けの開発に必要なツールをそろえた「Developer Edition」と、管理機能を拡張した上位版「DBA Edition」を用意する。
このうちDeveloper Editionでは、統合開発環境の「Rapid SQL」、変更管理ソリューション「DB Change Manager」、データベースパフォーマンスの最大化を支援するSQLパフォーマンスツール「DB Optimizer」をセットにして提供。上位版のDBA Editionはこれらに加えて、パフォーマンス、スペース、キャパシティなどに関する高度な分析機能が搭載された「DBArtisan Workbench」をあわせて提供する。
価格は、1人のユーザーが1台のPCからツールを利用できる「ワークステーションライセンス」の場合、Developer Editionが14万7000円、DBA Editionが27万3000円で、別途、年間メンテナンス費用がそれぞれ3万6750円、6万8250円必要になる。
なお今回は発売を記念して、エンバカデロ製品を利用中のユーザーを対象にしたキャンペーンも実施される。Delphi XE Enterprise、C++Builder XE Enterprise、RAD Studio XE Enterpriseのいずれかの製品を所有するユーザーは、7万9800円でDeveloper Edition相当の「Developer RAD Bundle Edition」を購入できる。期間は3月末日まで。