KCCS、スマートフォン活用時のセキュリティ対策を支援する企業向けサービス


 京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は1日、iPadなどのタブレット端末やスマートフォンのセキュリティ対策を支援する「スマートフォン向けセキュリティサービス」を発表した。同日より提供を開始する。

 このサービスでは、KCCSがWebアプリケーション診断で培ってきた診断ノウハウと、スマートフォン向けアプリケーション開発の経験をもとに、サーバー上のアプリケーションと、スマートフォンにインストールされたアプリケーションの両視点から、セキュリティ上のリスクを確認するという。

 例えば、スマートフォンにインストールされたアプリケーションと、サーバー上のアプリケーションが連携し、かつデータの入力チェック処理やデータベースの更新処理など動的な処理を持っている場合に、サーバー上のアプリケーションのリスクを確認する。

 またスマートフォン側に対しては、インストールされたアプリケーションが個人情報などの重要情報を保持している場合、その漏えいのリスク確認を行うほか、root権限の奪取、Jailbreakされた際のリスク確認などを実行するとのこと。

 さらに今後は、業務用スマートフォンに対する基本的な端末設定基準の作成や、端末紛失時にも被害を最小限にするための対策支援、開発者向けのガイドライン提供といったサービスも、2011年春以降に提供する予定だ。

 価格はすべて個別見積もり。KCCSでは、年間1億円の販売を見込んでいる。

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(石井 一志)
2011/2/1 12:13