NTTデータ、クラウドを活用した効率的なメインフレーム移行サービス

　株式会社NTTデータは27日、総合クラウドサービス「BizXaaS」マイグレーションサービスに「COBOLクラウド」メニューを追加し、同日より提供を開始した。

　COBOLクラウドメニューは、メインフレーム上に構築されているIT資産に対し、クラウド環境を活用して低コストでオープン系システムへの移行を実現するサービス。

　BizXaaSのクラウド上に、オープン系の基盤ソリューション「PORTOMICS」を用意し、基盤製品組み合わせ技術「PRORIZE」も用いることで、バッチジョブ制御、階層型DBアクセス、特殊ファイルアクセスといったメインフレーム特有の代表的な機能を、PaaS環境で実現する。

　従来、個別SIが必要だったメインフレームのマイグレーションを、業務プログラムを移行するだけで実現できるため、ダウンサイジングのボトルネックとなっていた移行に伴う初期コスト、期間、リスクなどを低減するという。

　同社はCOBOLクラウドについて、2011年度に5件、3年で50件程度導入する計画。また、クラウド上での提供範囲をニーズに応じて順次拡大するほか、適用先システムの導入に合わせて、アプリケーションの運用を代行するAMO（Application Management Outsourcing）も提供する予定とした。