ネットワールド、EMCジャパンの重複除外バックアップ製品「Avamar」の導入サービスを開始


 株式会社ネットワールドとEMCジャパン株式会社は25日、EMCジャパン製重複排除バックアップソリューション「Avamar」の導入・構築サービスを、ネットワールドが開始したと発表した。

 Avamarは、バックアップするデータをネットワーク経由で送信する前に、データの重複排除を行い、転送するデータ量を小さくできるソリューション。ファイルを細かいブロック単位に分割し、変更のあったブロックデータのみをバックアップする方式により、毎日の送信データ量が最大で1/500に縮小され、バックアップ時間の短縮、ストレージ容量や利用ネットワーク帯域の削減といったメリットを提供できる。

 従来、ネットワールドでは、2005年にEMCジャパンと契約してから、各種ストレージ装置をはじめ、サーバー仮想化やバックアップソリューション、ストレージの導入コンサルティング、設計・導入・設置サービスなどを提供するなど、EMCジャパンの製品・ソリューションの提供を強化してきた。そうした中で今回、EMCジャパンの製品別の技術認定資格「ASNi」において、Avamarに関する資格を取得したことによって、重複排除バックアップソリューションの提供が可能になったという。

 また、仮想マシンのバックアップでは、ハードウェアリソースへの負荷が課題になるが、Avamarを活用すると、ハードウェアへの負担が少なくなるので、仮想化環境のバックアップ/リカバリソリューションのコンサルティングから導入までを、トータルに支援できるとしている。

 一方のEMCジャパンでは、ネットワールドの持つ、1000社にもおよぶ広範なディストリビュータ網を活用し、Avamarの販売チャネルの強化と、売り上げの向上を図る狙いだ。

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