ジャスト、ATOKの入力からConceptBaseの検索機能を利用できるソリューション


 株式会社ジャストシステムは3月11日、日本語入力システム「ATOK」と検索システム「ConceptBase」を連携させた「ATOK×ConceptBase情報活用ソリューション」を発表した。ATOKによる日本語入力から直接情報を検索し、活用できるのが特徴で、4月8日の提供開始を予定する。

 「ATOK×ConceptBase情報活用ソリューション」は、ATOKとConceptBaseを連携させるためのソフトウェア製品群。両者の連携をつかさどる「ATOKダイレクト for ConceptBase フリークライアント」に加え、法人向け日本語入力システム「ATOK CE for Windows」、独自の社内用語についても正確な変換や表記の統一を支援可能な「ATOK Business Solution 辞書配信システム5」「ATOK Business Solution 用語管理データベース2」などから構成される。

 入力から高速な情報検索までを担当するATOKダイレクト for ConceptBaseでは、ATOKで入力する文字列から、ConceptBaseの検索結果をATOKの変換候補へ直接表示することが可能。検索エンジンを立ち上げる必要はなく、またATOKを利用しているため、文書作成時に利用しているアプリケーションで必要な情報を検索したり、社内に存在する情報をすばやく探して、参照・編集したりすることもできる。

 加えて、ATOK Business Solutionの両製品を利用することで、社内独自用語や表示ルールの共有を図れ、文書の品質向上と文書作成の効率化が実現できるとしている。

 ConceptBase側は、「ConceptBase Enterprise Search」「ConceptBase Search Lite」「ConceptBase V」「ConceptBase Search1000」に対応しており、必要要件に応じて連携する製品を選択可能だ。

 価格は、ATOKダイレクト for ConceptBase フリークライアント単体が30万円(税別)。このほか、同製品とATOK CE for Windowsの1クライアントライセンスをセットにした「ATOK×ConceptBaseダイレクトアクセスソリューション」が30万9000円(税別)から。ATOK Business Solutionの両製品まで含めた「ATOK×ConceptBase情報活用ソリューション」は100万9000円(税別)から。なお、いずれの場合も、ConceptBaseのライセンスは別途購入する必要がある。




(石井 一志)

2010/3/11 12:00