NEC、プライベートクラウドサービス「RIACUBE-V」をグローバル展開


 NECは17日、プライベートクラウドサービスを刷新し、新たにクラウドプラットフォームサービス「RIACUBE-V」として提供を開始した。

 RIACUBE-Vは、NECのクラウド指向データセンター(CODC)にリソースプールされたサーバー・ストレージ・ネットワーク環境と仮想化技術を組み合わせることで、リソースを自動で切り出し、短期間に高信頼なプライベートクラウド(IaaS、PaaS)を提供するサービス。

 サービスメニューとしては、さまざまなニーズに対応する仮想サーバーのリソース(コアとメモリの組み合わせ)6種類に、OS、ストレージ、ファイアウォールを組み合わせるだけのシンプル構成を実現。リソースを自由に増減できるほか、ネットワーク、バックアップ、運用オプションなども選択可能とする。現行の100種以上のサービスメニューも順次、RIACUBE-Vへの移行を進める方針。

 また、IT専門体制を持たない企業でもさまざまなクラウド対応サービスを構築できるよう、同社SEによるサポートも実施。企業独自のニーズに対応したプライベートクラウド構築も支援する。ISO27000、FISC、COBITなどをベースに、NECのセキュリティポリシーに準拠した高いセキュリティも実現する。

 NECでは、同社が世界主要地域においてクラウド事業を展開するプラットフォームとしても、4月よりRIACUBE-Vを順次導入。グローバルで均質なクラウドサービスを実現し、NECソリューションの海外展開も推進する考え。

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