ベリサイン、SSLサーバー証明書の即日発行を開始


 日本ベリサイン株式会社(ベリサイン)は17日、SSLサーバー証明書の発行期間を短縮すると発表した。最短で即日発行が可能となる。

 SSLサーバー証明書の発行は、厳正な申請書類の確認や電話による担当者の確認などが必要になるため、発行までに時間がかかることがあった。今回、ベリサインの社内業務フローの見直しとリソースの強化により、短期発行を実現する。

 対象は、ベリサインの購入システム「ストアフロント」で購入し、有料のエクスプレスサービスを利用した場合。より厳密性が必要となるEV SSL証明書は対象外。「セキュア・サーバ ID」「グローバル・サーバ ID」に、エクスプレスサービス費用1万2600円を追加することで利用できる。

 なお、厳正な申請書類の確認や電話による担当者の確認など、申請フローは継承される。これまで通り、すべての必要書類を受領してから認証を開始するため、必要書類がそろわない場合には、定めた発行期間に間に合わない場合もある。

 また、帝国データバンクのCOSMOS2基本データに登録がない場合は、ベリサインにて登記事項証明書を代行取得し認証するため、「登記事項証明書の変更手続きを行っている場合」「申請団体情報の不足により登記事項証明書の取得代行が行えない場合」などは、発行期間が保証できなくなる。

 目安として、COSMOS2基本データありで当日14時30分までに申し込んだ場合、COSMOS2基本データなしで当日10時30分までに申し込んだ場合、当日発行が可能となる。

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