iPadで大容量データを転送・共有できる「Smooth File」新版


 株式会社プロットは13日、大容量ファイル共有サーバー新版「Smooth File 4.1.4」を発表した。iPadに対応したのが特長。17日より販売する。

 Smooth Fileは、大容量データを手軽に転送・共有できるアプライアンスサーバー。ユーザー無制限に企業間でセキュアに転送・共有できる。

 新版ではiPadに対応し、iPadに搭載されたSafariから直接ファイルの閲覧が可能。ファイル共有も可能で、商談やミーティングの場でURLを告知するだけで、お互いのiPadでPowerPointなどのプレゼンテーション資料を共有できる。

 外部受信機能も備え、複数の取引先からのアンケートや見積書などを、Smooth Fileを提出窓口として回収可能。アプリケーション上でファイルの収集状況が確認できるため、煩雑な書類収集業務の負担を軽減できるという。

 管理面では、iPadでの閲覧履歴や外部受信機能での受信記録を、Smooth File内にログとして蓄積。どのユーザーが、どのIPアドレスで、どのファイルをやり取りしたかが一元管理される。

 iPadで使う場合も通信は暗号化されるので、外出先から閲覧した場合もセキュリティが保たれる。

 このほか、2011年3月にはファイルの転送機能も搭載する予定。外出先でiPadを利用してファイルを確認し、そのファイルを誰かに送りたいという場合に、Smooth File内のデータを指定のメールアドレスにセキュアに送信可能になるという。

 今回は、iPad対応のほかに、仮想アプライアンス版もリリースした。既存の仮想環境上に展開するだけで利用が可能となる。

 価格は、アプライアンスサーバー・タワー型が65万6250円、同・ラック型が88万8300円から。仮想アプライアンス版が47万2500円/VMから。

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(川島 弘之)
2011/1/13 14:15