ネットワン、旧TANDBERGのビデオ会議製品群を提供~UCソリューション事業の拡大狙う


 ネットワンシステムズ株式会社(ネットワン)は11日、米Cisco Systemsが買収したノルウェーTANDBERGのビデオ会議関連ソリューションを提供開始すると発表した。ビデオ会議端末端末や多地点接続装置(MCU)などを自社のポートフォリオに加えることにより、ユニファイドコミュニケーション(UC)領域で事業をより拡大するのが狙い。初年度に30億円の売り上げを見込んでいる。

 ネットワンではこれまでも、Cisco製のテレプレゼンスやWeb会議システムなどを中心に、ビデオ会議ソリューションを取り扱ってきたが、旧TANDBERGの製品をポートフォリオに加え、新たにHD対応ビデオ会議端末、MCU、ビデオカメラ内蔵IP-Phone、ビデオ電話対応3G携帯電話などの提供が可能になる。

 景気低迷の影響や、環境保護への関心の高まりを受けて注目が高まるビデオ会議の中でも、HD対応製品は高い成長が見込まれており、富士キメラ総研の調査によれば、2013年までに23%を超える年平均成長率が見込まれているという。

 ネットワンでは、こうした高い成長が期待できるビデオ会議ソリューション市場において、製品単体での市場拡大のみならず、さまざまなUCアプリケーションとの連携を展開し、当該領域での事業を拡大したい考え。そのためにも、顧客企業に対し、最適かつ信頼性の高いUCソリューションを提案するとしている。

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