CA、「キーロガー機能」を搭載したアクセス管理ソリューション新版


 CA Technologies(CA)は21日、「キーロガー機能」を追加したアクセス管理ソリューションの新版「CA Access Control r12.5 SP3 Premium Edition」の販売・出荷を開始した。

 同製品は、CA Access Controlの基本機能「アクセス制御」「ログ管理」「特権ユーザー・パスワード管理」に、キーロガー機能などを追加した統合セキュリティソリューション。キーロガー機能は、ユーザーがキーボードで打ち込んだ情報をログに記録するもの。CAでは「重要なサーバーで特権ユーザーがどのようなことをしているのかログを取りたい、実際キーボードで何が打たれているのかログを取りたい、という要望に応えた」と説明している。

 また、「特権ユーザー・パスワード管理(PUPM)からの自動ログイン機能」も搭載。CA Access Controlには、特権ユーザーのアカウント情報をPUPMで管理し、必要な管理者にパスワード貸し出しする機能が搭載されているが、さらにログインまで機械的に行えるようになる。これにより、管理者にも一切、パスワードを公開せずに運用できるため、特権IDによる不正を行えない環境が実現する。

 そのほか、コンプライアンス向けの「ベスト・プラクティス・ポリシー」なども提供。OSプロセス保護、PCIDSS、仮想化環境、リモート認証の制限などコンプライアンスに必要となるポリシーをあらかじめ用意し、製品導入後すぐに、それぞれの法令に適したアクセス制御を始められるという。

 参考価格は5ライセンスで240万円(税別)。導入環境によって変動する。

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