販売データを高速集計するツール「Rakuhyo」、自由な切り口で膨大なデータを集計可能


 有限会社エス・ピー・ピーは、大量の販売データから、販売分析や戦略検討のための集計表を簡単に作成できるソフトウェア「waza Rakuhyo(技 らく表)」を、同社直販サイトにて、11月1日より販売する。価格は3万1500円。

 waza Rakuhyoは、売り上げ時点で発生する販売データ(以下、原始データ)を元に、さまざまな切り口で集計を行い、Excelの集計表に加工するソフトウェア。原始データに含まれる顧客・商品・売上部署・担当者や、顧客の業種・商品分類などの項目、および売り上げや利益の金額はもとより、原価・値引き・リベート金額などの数値すべてを集計対象にできるので、幅広く、きめ細かな視点での分析を可能にするという。

 また、集計は、処理高速化のために加工したデータを元にしているため、年間500万行規模のデータでも、数分で集計表を作成できるとのこと。さらに、原始データのCSVファイルを直接加工・集計する方式のため、データベースの構築を必要とせず、データがあれば1日で導入できる点も特徴とした。なお、高速集計のための前処理には、500万行で2時間程度の時間がかかる。

 使用にあたっては、ユーザーが、見たい項目とその抽出条件、および集計する数値と集計表のフォームを指定するだけ。部署別や顧客別の集計、特定商品だけの実績集計、指定した商品だけを除いた実績集計など、さまざまな項目の「AND・OR・除外」を組み合わせた集計条件を指定できる。また、集計表のデザインは、小計・合計欄や、四半期・半期・通期合計欄を自由に挿入して自動的に行われる。

 エス・ピー・ピーでは、年間1000本の販売を目標としている。

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(石井 一志)
2010/10/21 09:00