レノボ、NVIDIAのGPU切り替え技術を搭載した「ThinkPad Tシリーズ」2モデル


ThinkPad T410s

 レノボ・ジャパン株式会社は13日、ノートPCの「ThinkPad T410s」「ThinkPad T510」において、NVIDIAのGPU切り替え技術「NVIDIA Optimus テクノロジ」搭載モデルを追加したと発表した。同テクノロジは、NVIDIAのGPUを搭載したWindows 7モデルで利用できる。

 NVIDIA Optimus テクノロジは、PCに搭載されているディスクリートGPU(単体のGPU)と、チップセット/CPU内蔵のGPUを切り替えて利用する技術。PC上でアクティブになっているアプリケーションをプロファイル情報でチェックし、どちらのGPUを利用するのかを自動的に判断する仕組みで、負荷の低いアプリケーション時には消費電力の低い内蔵GPUを利用することにより、バッテリ駆動時間を長くできるメリットがある。

 この技術を搭載する製品のうちThinkPad T410sは、14.1型液晶と光学ドライブを搭載した薄型のノートPC。対応モデルの構成例として、Core i5-560M(2.66GHz)、モバイルインテルQS57 Expressチップセット、4GBメモリ(最大8GB)、250GB SATA HDD(5400rpm)、DVDスーパーマルチドライブ、NVIDIA NVS 3100Mグラフィックス、1440×900ドット表示可能な14.1型液晶、Windows 7 Professional(64ビット)といった構成で23万2050円。

 バッテリは6セルのリチウムイオンで、最大約4.7時間のバッテリ駆動に対応する。サイズと重量は、幅337×奥行き241.5×高さ21.1~25.9mm、約1.79kg。

 一方のThinkPad T510は、15.6型液晶を搭載するスタンダードなノートPC。対応モデルの構成例として、モバイルインテルQS57 Expressチップセット、4GBメモリ(最大8GB)、320GB SATA HDD(7200rpm)、DVDスーパーマルチドライブ、NVIDIA NVS 3100Mグラフィックス、1600×900ドット表示可能な15.6型液晶、Windows 7 Professional(64ビット)といった構成で20万7900円。

 バッテリは9セルのリチウムイオンで、最大約8.4時間のバッテリ駆動に対応する。サイズと重量は、幅372.8×奥行き245.1×高さ32~35.8mm、約2.72kg。

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