レノボ、Core i5を搭載した薄型ノートPC「ThinkPad T410s」など

Core i7-720QM搭載のモバイルワークステーション「ThinkPad W510」も

 レノボ・ジャパン株式会社(レノボ)は1月7日、ノートPC「ThinkPadシリーズ」の新製品を発表した。「ThinkPad Tシリーズ」では「ThinkPad T410」「同 T410s」「同 T510」の3製品を、モバイルワークステーション「ThinkPad Wシリーズ」では「同 W510」を発売する。いずれも、インテルの最新CPUであるCore i5/i7を搭載し、処理能力が大幅に強化されている点が特徴という。

 ThinkPad T410/T410s/T510は、いずれもCPUにデュアルコアのCore i5-520M(2.4GHz)を採用したほか、最大8GBのメモリ、最大320GBのHDDないしは最大128GBのSSDを搭載可能。ThinkPad W510はクアッドコアCPUのCore i7-720QM(1.6GHz)を採用し、最大16GBのメモリ、最大500GBのHDDないしは最大128GBのSSDを搭載できる。また各製品とも、Windows 7を導入した場合にPCの起動時間やシャットダウン時間を短縮する「Windows 7 Lenovo Enhanced Experience」に対応。BTOオプションには、64ビット版のWindows 7やBlu-rayドライブも用意されている。

スタンダードなノートPC「ThinkPad T410」

ThinkPad T410

 ThinkPad T410は光学ドライブを備えたスタンダードなノートPC。固定仕様モデルの「2518DAJ」は、Core i5-520M、モバイルインテル QM57 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、2GBメモリ(PC3-8500、最大8GB)、320GB SATA HDD(5400rpm)、DVDスーパーマルチドライブ、14.1型液晶(1440×900ドット、LEDバックライト付き)、Windows XP Professional(Windows 7 Professionalダウングレード)といった仕様で、価格は17万9550円。

 インターフェイスはUSB 2.0×3、eSATA/USB 2.0、IEEE1394、Express Card/34、5-in-1メディアカードリーダー、VGA、ディスプレイポート、音声入出力、ドッキングコネクタなどを備え、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、モデム、Bluetooth 2.1+EDR、インテルWiMAX/WiFi Link 6250AGN(2×2)といった通信機能も搭載する。

 サイズと重量は、333.5×239×27.6~31.9mm(W×D×H)、約2.13kg。バッテリは4セルのリチウムイオンで、バッテリ駆動時間は最大約3.7時間となっている。なおバッテリは6セル、9セルといったオプションも用意されており、最大約20時間のバッテリ駆動が可能とのこと。


光学ドライブを備えた薄型ノートPC「ThinkPad T410s」

ThinkPad T410s

 ThinkPad T410sは、同 T410よりも薄型化されたノートPC。固定仕様モデルの「2904ELJ」は、Core i5-520M、モバイルインテル QS57 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、2GBメモリ(PC3-8500、最大8GB)、250GB SATA HDD(5400rpm)、DVDスーパーマルチドライブ、14.1型マルチタッチ液晶(1440×900ドット、LEDバックライト付き)、Windows XP Professional(Windows 7 Professionalダウングレード)といった仕様で、価格は21万円。

 インターフェイスはUSB 2.0×2、eSATA/USB 2.0、Express Card/34、VGA、ディスプレイポート、音声入出力、ドッキングコネクタなどを搭載するほか、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、Bluetooth 2.1+EDR、インテルWiMAX/WiFi Link 6250AGN(2×2)といった通信機能を備えている。

 サイズと重量は、337×241.5×21.1~25.9mm(W×D×H)、約1.79kg。バッテリは6セルのリチウムイオンで、バッテリ駆動時間は最大約4.8時間。なお3セルのベイバッテリを併用すると、最大で約8.5時間のバッテリ駆動が可能。オプションには、5-in-1メディアカードリーダーも用意されている。


15.6型液晶を搭載した「ThinkPad T510」

ThinkPad T510

 ThinkPad T510は、より大型の液晶を搭載したノートPC。固定仕様モデルの「43143VJ」では、Core i5-520M、モバイルインテル QM57 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、2GBメモリ(PC3-8500、最大8GB)、320GB SATA HDD(5400rpm)、DVDスーパーマルチドライブ、15.6型液晶(1600×900ドット、LEDバックライト付き)、Windows XP Professional(Windows 7 Professionalダウングレード)といった仕様で、価格は17万9550円。

 インターフェイスはUSB 2.0×3、eSATA/USB 2.0、IEEE1394、Express Card/34、5-in-1メディアカードリーダー、VGA、ディスプレイポート、音声入出力、ドッキングコネクタなどを備え、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、モデム、Bluetooth 2.1+EDR、インテルWiMAX/WiFi Link 6250AGN(2×2)といった通信機能も搭載する。

 サイズと重量は、372.8×245.1×35.8mm(W×D×H)、約2.67kg。バッテリは6セルのリチウムイオンで、バッテリ駆動時間は最大約6.2時間。このほか、バッテリは4セル、9セルのものも用意された。


クアッドコアCPUを搭載するモバイルワークステーション「ThinkPad W510」

ThinkPad W510

 ThinkPad W510は、Core i7-720QMを搭載したモバイルワークステーション。固定仕様モデルの「431946J」では、モバイルインテル QM57 Expressチップセット、4GBメモリ(PC3-8500、最大16GB)、500GB SATA HDD(7200rpm)、DVDスーパーマルチドライブ、15.6型液晶(1600×900ドット、LEDバックライト付き)、Quadro FX 880M、Windows XP Professional(Windows 7 Professionalダウングレード)といった仕様で、価格は29万8400円。

 インターフェイスはUSB 2.0×3、eSATA/USB 2.0、IEEE1394、Express Card/34、5-in-1メディアカードリーダー、VGA、ディスプレイポート、音声入出力、ドッキングコネクタなどを備え、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、モデム、Bluetooth 2.1+EDR、インテルWiMAX/WiFi Link 6250AGN(2×2)といった通信機能も搭載する。

 サイズと重量は、372.8×245.1×35.8mm(W×D×H)、約2.67kg。バッテリは6セルのリチウムイオンで、バッテリ駆動時間は最大約3時間。

 なおラインアップには、マルチタッチ液晶搭載モデルや、カラーキャリブレーター機能搭載モデルも用意されるとのことである。


(石井 一志)

2010/1/7 12:45