NRIとワークブレイン、オープンソースBIソフト「Jaspersoft」の日本語サポートを開始


 株式会社野村総合研究所(NRI)とワークブレイン・ジャパン株式会社(ワークブレイン)は6日、オープンソースのBI(ビジネスインテリジェンス)ソフト「Jaspersoft」において、日本語サポートを同日より開始すると発表した。BIスイート製品「Jaspersoft Enterprise Edition」の日本語サポートは、国内初になるという。

 BIソフトは高額なものが多く、必要性を認識しながらも導入できていない企業が多く存在する。今回、日本語サポートの提供が開始されるJaspersoftは、米Jaspersoftが開発しているオープンソースのBIソフトで、従来の1/5の価格で、一般的な製品と同等の情報分析、レポーティングを実現できることから、年間契約で保守サービスを提供する形式のサブスクリプション販売、および日本語による障害対応などのサポートを提供し、そうした企業のニーズに応えていくとした。

 両社の役割としては、ワークブレイン・ジャパンは、Jaspersoft社の1次代理店として、代理店(パートナー)の募集、パートナー経由のサブスクリプションの販売、操作担当者への教育や研修といったトレーニングの提供などを行う。

 一方のNRIでは、Jaspersoft社の技術者と協力し、問い合わせ対応や障害対応など、日本語サポートを担当する。あわせて、Jaspersoftのサブスクリプション販売とサポートを、オープンソース・ワンストップサービス「OpenStandia」のメニューに加えて提供するとのこと。これによって、Jaspersoftとあわせて使用されることの多い、Tomcat、JBoss、MySQL、PostgreSQLなど、その他のオープンソースソフトのサポートを含めた、ワンストップサービスの提供が可能になるとしている。

 なお、NRIとワークブレインは、Jaspersoftの販売に関して、今後3年間で30社のパートナーを開拓し、150社への導入を目指すとしている。

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(石井 一志)
2010/10/6 15:13