ブランドダイアログ、SaaS型オフィスアプリ「GRIDY Office」の正式提供を開始

KINGSOFT Officeの機能をユーザー数無制限で利用可能


GRIDY Officeで「Writer」を起動したところ

 ブランドダイアログ株式会社とキングソフト株式会社は4日、ブランドダイアログのSaaS型アプリケーション「Knowledge Suite」の有償利用ユーザー向けに、オフィスアプリケーション「SaaS型 GRIDY Office powered by KINGSOFT」(以下、GRIDY Office)を正式提供すると発表した。キングソフトのオフィスアプリケーション「KINGSOFT Office 2010」をSaaS形式で利用できる。

 ブランドダイアログでは、独自のグリッド技術を活用し、主に中小企業を対象として、SaaS型グループウェア「GRIDYグループウェア」を中心としたクラウドソリューション Knowledge Suiteを無料ないしは安価に提供している。中核となるGRIDYグループウェアは、PCのリソースを提供することにより無料で提供されているのだが、企業のセキュリティポリシーなどの制約でリソースが提供できないというユーザーに対しても、安価に利用できる有償版が用意されている。

 今回正式リリースとなったGRIDY Officeは、そのGRIDYグループウェアの有償版ユーザーに対して提供されるもの。「Writer」「Spreadsheets」「Presentation」といったアプリケーションから構成されるオフィススイート「KINGSOFT Office 2010」を、ユーザー数無制限で利用できるようになる。

 GRIDY Office利用時に作成したデータは、ブランドダイアログのクラウドストレージに保存される仕組みで、インターネット環境さえあれば、外出先からでもファイルの編集・保存を行えるほか、グループウェアなどのデータと同様、セキュリティも確保されているとのこと。

 初期費用や基本利用料は無償で、GRIDYグループウェア有償版の契約企業であれば、利用可能ユーザー数にも制限はない。ただしクラウドストレージを使うため、GRIDYグループウェア有償版で利用するデータ量とあわせて、1GBにつき2000円(税別)/月が課金される。

 またSaaS形式ではあるが、利用するPCにエージェントソフト「GRIDY Office Client」のインストールが必要になる点は、注意が必要。このエージェントは、GRIDYグループウェアのページからダウンロードが可能だ。

 対応OSは、Windows 7/Vista/XP SP3以降で、Windows 7/Vistaは64ビット版でも利用できる。

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