2014年の国内データセンターネットワークインフラ市場は530億円-IDC Japan予測


国内データセンターネットワークインフラストラクチャ市場 製品分野別エンドユーザー売上額予測、2008年~2014年(出典:IDC Japan)

 IDC Japan株式会社は13日、国内データセンターネットワークインフラストラクチャ市場動向を発表した。調査対象は、データセンターに導入されたと推定されるイーサネットスイッチ、レイヤ4~7スイッチ、WANアプリケーション配信製品、DCB/CEE/FCoEスイッチの各製品。

 この発表によると、2009年は企業の投資抑制の影響を受けて売上減となった同市場だが、2010年以降プラス成長に転じるとの予測で、2010年の市場規模は、前年比3.6%増の426億5500万円を見込む。

 また、企業のITインフラがデータセンターへ集約されている動きを踏まえ、2009年~2014年の年間平均成長率(CAGR)は5.2%と予測。2014年には530億円の規模に達するとの見方を示している。

 なお、コミュニケーションズ マーケット アナリストの草野賢一氏は、「『リソースの効率化』『運用管理性の向上』『仮想化サーバーへの対応』を軸としたデータセンターネットワークソリューション構築をすべき。これらの3つの観点で製品/機能の開発を進め、ソフトウェアベンダーやサーバーベンダーとの協業を進めることが、市場をけん引する必須条件だ」とコメントしている。

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(石井 一志)
2010/9/13 16:30