日本オラクル、業務プロセス連携とセキュリティ強化を支援するコンテンツ管理製品
日本オラクル株式会社は28日、コンテンツ管理製品群「Oracle Enterprise Content Management(ECM) Suite 11g」を提供開始すると発表した。
Oracle ECM Suite 11gは、コンテンツリポジトリと、業務プロセス、デスクトップツールを統合することで、画像、Web、文書といったドキュメント管理、およびレコード管理を一元的に提供するコンテンツ管理製品群。今回提供開始した「Oracle Universal Content Management 11g」「Oracle Universal Records Management 11g」「Oracle Imaging and Process Management 11g」、および2010年3月に発表した「Oracle Information Rights Management 11g」により構成される。
このうちUniversal Content Management 11gは、Webコンテンツ、文書、デジタル資産の一元的な管理機能、およびリテンション機能を内蔵したプラットフォーム製品で、ユーザーの作業状況に応じ、さまざまなコンテンツ管理環境を提供する。
Universal Records Management 11gは、米国防総省が定める「電子記録管理ソフトウェアの設計基準標準「DoD 5015.2 v3」に準拠した、電子/物理レコード管理システム。Universal Contents Management、SharePoint Server、ファイルサーバーに格納されたデータや、紙として保存されている全コンテンツのレコード化、および、コンテンツへのアクセス、変更などの記録、制御に対応する。また、保存期間を超えたコンテンツの自動廃棄、移行を指示できるため、企業が保有するコンテンツの証拠保全、証拠発見、リスク低減を実現できるとした。
Imaging and Process Managementでは、電子化した紙の文書、スキャンしてOCRした請求書・発注書などを、ビジネスアプリケーションへ回すためのプロセスフローを実行する。主に、数万~数十万枚/日、数千万~数十億枚/年など、大量の紙を処理する特定業界、業種に向けて提供されるという。