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NEC、サイバー保険を付帯した「ActSecureサイバー攻撃初動対応支援サービス」

深刻なインシデント発生時のフォレンジック解析費用を補償

 日本電気株式会社(NEC)は27日、サイバー攻撃発見時の初動対応とサイバー保険を組み合わせた「ActSecure(アクトセキュア) サイバー攻撃初動対応支援サービス」を発表した。インシデント対応の専門要員を確保することが困難な組織を主な対象としており、同日より販売を開始する。価格は月額25万円(税別)から。

 このサービスは、サイバー攻撃を発見した際の初動対応サービスと、深刻なインシデント発生時にフォレンジック解析の費用を補償する東京海上日動火災保険株式会社(以下、東京海上日動)のサイバー保険を組み合わせたもの。

 サイバー攻撃の発見時には、攻撃を受けた疑いのあるPCをNECのセキュリティ要員が調査し、解析受付から状況ヒアリング、解析結果報告までの一連の初動対応を、24時間以内に実施する。

 また、NECグループのセキュリティ専門企業、株式会社サイバーディフェンス研究所(以下、CDI)が開発したデータ保全ツールを利用することで、誰でも容易にPCのデータ保存を行えるため、サイバー攻撃を受けた際の原因究明やデータ保全などの、迅速な初動対応を実現するという。

 さらに、深刻なインシデントが発見された場合は、CDIの高度なフォレンジック解析により、サーバーやネットワーク機器を含む、システム全体を対象とした緊急対応を実施する。

 このサービスには東京海上日動が専用に開発したサイバー保険が付帯されているので、300万円の範囲内で、緊急時のCDIによるフォレンジック解析の費用を補償可能。あわせて、フォレンジック解析の要員手配、保険適用時の手続きはNECが一元的に行ってくれるとのこと。