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日本アバイア、ネクストジェンのSBCソフト「NX-B5000 for Enterprise」を販売
「Avaya Aura 7」と組み合わせてソリューションを提供
2017年9月8日 13:11
日本アバイア株式会社と株式会社ネクストジェンは8日、「Software Resale Agreement(ソフトウェア再販売契約)」を締結したと発表した。これに伴い日本アバイアは、ネクストジェンのエンタープライズ向けのセッションボーダーコントローラ(SBC)ソフトウェア「NX-B5000 for Enterprise」を、自社の音声コミュニケーションプラットフォーム「Avaya Aura 7」とともにパートナー経由で販売する。
NX-B5000 for Enterpriseは、企業LAN側にあるIP-PBXを、通信事業者が要求するSIPプロトコルの接続仕様に変換して接続できるようにする、エンタープライズ向けSBCソフトウェア。特別なカスタマイズを必要とせず、多種多様な端末やゲートウェイ、SIPサーバー、アプリケーションとの接続に対応する点が特徴で、同製品を導入したサーバー1台で、44PRI相当分の回線を収容できるという。
IP電話事業者間を相互接続する際に、SIP信号のメッセージフォーマットの差分を吸収したり、メーカーの独自仕様で作られたSIPサーバー製品を接続する際のSIPプロトコルを変換したり、インターネットを介して伝送されるVoIPに対してセキュリティを保証したり、といった、VoIPサービスの境界線を制御する機能を搭載している。
なお、NX-B5000 for EnterpriseとAvaya Aura 7は、すでに相互接続を実現しており、IP通信事業者ごとのSIPキャリア回線を収容可能。また、IP回線での音声通話を利用することで、IP電話同士での無料通話や、IP回線でのレガシー回線の集約効果などによって通信コストを低減できるとした。
さらに、突発的なIP回線数増加にも柔軟に対応できるほか、回線設備の高集積により、省スペースを実現するとしている。