BBT、スケールアウトNAS「Dell EMC Isilon」に特化したバックアップサービス

　株式会社ブロードバンドタワー（以下、BBT）は6日、スケールアウトNAS「Dell EMC Isilon」向けのバックアップサービス「Isilon Sync SaaS」を発表した。

　このサービスは、Isilonファミリーの仮想アプライアンス製品「IsilonSD Edge」を用いて、BBTのデータセンターに仮想的なストレージシステムを用意し、ユーザー企業が利用しているIsilonクラスタのデータをバックアップするもの。

　Isilonでは、別拠点の別クラスタに非同期レプリケーションを行えるソフトウェア「Dell EMC Isilon SyncIQ」を用意しているが、SyncIQを利用するには、本番クラスタと同様の機器と設置場所を用意する必要があるなど、導入には一定のハードルがあったという。

　そこでBBTでは、仮想アプライアンス製品であるIsilonSD Edgeに着目。同社のデータセンターに仮想的なIsilonクラスタを構築し、インターネットを介してバックアップを行えるサービスを立ち上げた。ユーザー企業側のサービスを停止することなく、定期的にバックアップを行えるとのことで、バックアップ間隔や時間、対象（ファイル/ディレクトリ）はユーザー側で柔軟に設定可能とした。

　サービス提供は、物理容量30TBでのクラスタ単位となり、参考価格は月額30万円から。別途、初期費用も必要になる。