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SCSK、Zabbixとパートナー契約を締結 導入・運用保守から運用改善までトータルにサービスを提供

 SCSK株式会社は30日、Zabbix Japan合同会社と認定パートナー契約を締結したと発表した。これに伴いSCSKは、同社が開発しているオープンソースベースの統合運用監視ソフトウェア「Zabbix」について、導入・運用保守、および運用改善サービスの提供を開始する。

 今回の認定パートナー契約締結により、Zabbix社の技術バックエンドサポートの活用とともに、これまでSCSKが培ってきた導入構築・運用保守サービスのノウハウを活用し、「Zabbix」の運用を強力にサポートしていきます。

 このうち導入サービスでは、標準の「監視定義テンプレート」を監視設計に活用。SCSKがこれまで培ってきた、監視システム構築ノウハウをもとにした基本設定を実施することで、迅速な導入・実装が可能という。

 運用保守サービスは、ユーザー企業のさまざまな環境にあわせてZabbixの安定運用を支援するもの。インストール方法、使用方法、設定方法に関する問い合わせへの回答や、トラブルシューティング、原因の調査/分析、バグ修正の優先的な対応、機能改善要望への対応などを実施する。

 また3つ目の運用改善サービスでは、ユーザー企業の悩みに合わせて柔軟な運用改善を行う。例えば、Zabbix監視システム導入後のインシデント管理フローが定まっておらず、運用全般に課題がある場合は、その企業の環境をアセスメントし、ITシステムの運用状況を、ITILプロセス、あるいはSCSKが定めるITサービスの7つの課題といった視点から、客観的・定量的に可視化・分析する。これによって、現在の課題と目標レベルを把握した上で、インシデント管理フローの策定など運用改善を実施し、その環境に特化した最適なサポートを実施するとしている。