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NECと三井住友FG、ビジネスプロセスアウトソーシング事業で協業

 日本電気株式会社(以下、NEC)と株式会社三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMFG)は25日、企業・団体などから業務の一部を受託し、効率化や高品質化を図るビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)事業で協業すると発表した。

 株式会社三井住友銀行の100%子会社でBPO事業を行うフィナンシャル・リンク株式会社では、これまで資金回収・支払に付随する事務の代行など、決済・資金管理分野を中心にSMFG各社のさまざまな金融関連BPOサービスを組み合わせて提供してきた。

 一方、NECグループでは、NECの100%子会社でシェアードサービス会社であるNECマネジメントパートナー株式会社を中心に、グループ社員10万人を対象にした業務の効率化・高度化を推進してきた。

 今回の協業により、フィナンシャル・リンクでは、SMFGが有する顧客基盤とSMFG各社の金融関連サービス、NECグループ各社が有する業務ノウハウやAIおよびRPA(ソフトウェアロボットによる業務自動化)などのICT技術を活用して、従来の金融関連サービスに加え、より広範なBPOサービスの提供に向けて、10月中をめどに活動を開始する。

 また、サービスの本格展開に向けて、フィナンシャル・リンクをNECグループとの合弁会社とする。関係当局の認可などを前提に、フィナンシャル・リンクの発行済株式の49%を、NECおよびNECマネジメントパートナーが年内を目処に取得。フィナンシャル・リンクの商号を「NCore(エヌコア)」へ変更する予定。