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富士通エフ・アイ・ピー、EDIクラウドサービス「TradeFront/6G」を販売開始

 富士通エフ・アイ・ピー株式会社は8日、流通業界を中心に金融、製造などへの展開を見据えたEDIクラウドサービス「TradeFront/6G」の販売を開始した。サービスの提供開始は11月予定。価格は個別見積もり。販売目標は5年間で250億円。

 富士通エフ・アイ・ピーでは、流通業界では取り扱い品目の増加や商品の供給・調達スピードの高速化に柔軟に対応するため、多くの取引先と安定したEDIを実現する環境が求められているが、一方でEDIを支える通信環境としては、2024年頃にISDNなどの公衆交換電話網(PSTN)を使った通信サービスが順次廃止され、IP網に移行する必要に迫られていまると説明。こうした状況を受け、新たなEDIサービスとなるTradeFront/6Gの販売を開始する。

 TradeFront/6Gは、富士通エフ・アイ・ピーが提供する国内最大規模の流通業界向け企業間EC/EDIサービス「TradeFrontシリーズ」の後継サービスとなり、従来の流通BMS(Business Message Standards)の基本機能を継承しながら、システムをクラウド基盤上に搭載し、新規取引先との接続を容易にする機能強化などを行った。

 クラウド基盤上にシステムを搭載することで、リソースの拡張などを柔軟に行うことができ、システムの保守や運用が容易になり、従来のサービスと比較して信頼性・可用性が向上。35年以上にわたって流通業界のEDIを支援してきたノウハウと組み合わせることで、24時間365日、安心・安全なサービスを提供できるとしている。

 EDIの新規導入や、新たな取引先との接続の際に負担となる取引先への説明や各種手続き、問い合わせ、テストなどは、富士通エフ・アイ・ピーのシステムエンジニアが顧客に代わって実施。さらに、顧客自身で簡単に接続仕様の登録やテストが可能な「セルフサービス機能」を追加し、接続時のコストを軽減するとともに、短期間での接続を可能にした。

 システムは富士通グループのデータセンター間閉域網と接続された環境に構築されているため、富士通データセンター内で基幹システムを運用している顧客や、富士通エフ・アイ・ピーの店舗発注管理サービスなどを利用している顧客では、新たにネットワークを敷設することなく、短期間かつ低コストでそれらのシステムとの接続が可能。閉域網に接続されている各種サービスも簡単に利用できる。

 富士通エフ・アイ・ピーでは、EDIサービスの提供を通じて、流通業界の発注から受注、決済までの一連の業務をトータルにサポートし、顧客のビジネスに貢献していくと説明。さらに、これまでのノウハウを活用して、金融業や製造業など幅広い業界のEDI業務も支援していくとしている。