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テレフレックスメディカルジャパン、ウイングアーク1stのクラウドBIダッシュボード「MotionBoard Cloud for Salesforce」を導入

 ウイングアーク1st株式会社は7日、医療機器のグローバルカンパニーである米Teleflexの日本法人であるテレフレックスメディカルジャパンが、ウイングアーク1stのクラウドBIダッシュボード「MotionBoard Cloud for Salesforce」を導入したと発表した。

 テレフレックスメディカルジャパンは、中心静脈カテーテルや酸素マスクからサージカル製品まで、ディスポーザブル(消耗品)を中心とした幅広いクリティカルケア製品を展開し、大学病院や地域の中核病院、街の診療所などさまざまな医療機関に販路を広げている。

 同社では、2014年末にSalesforceを導入し、あらゆる営業案件を集約して一元管理する仕組みを構築。さらに、Salesforceと連携して、そこに蓄積された情報をリアルタイムに“見える化”するBIの仕組みに着目し、いくつかのBIツールを調査する中でMotionBoard Cloud for Salesforceに行き着いたという。

 2016年4月にMotionBoard Cloud for Salesforceを導入し、営業部門の責任者が自ら1週間程度で主なダッシュボードを構築。これらのダッシュボードにより、エリアマネージャーは自分たちのチームが手がけている案件と見込み金額、現在の商談プロセスなどをグラフィカルに俯瞰するほか、特定の営業メンバーや製品を切り出して状況を細かく分析することができるようになった。

 MotionBoard Cloud for Salesforceの導入前後を比較すると、営業担当者による案件情報の入力頻度が確実に増えるという効果もあり、エリアマネージャーは、進行中の案件を漏らすことなく、より正確に把握できるようになったと説明。また、各営業メンバーに対して分析データを元にした的確なアドバイスを行うなどの変化も現れ始めているという。

 今後については、2017年2月時点ではエリアマネージャー以上の管理者層がMotionBoard Cloud for Salesforceを利用しているが、早期に営業メンバーにもダッシュボードの展開を予定。案件情報の“見える化”によるメリットを営業の現場レベルに広げ、一人ひとりのモチベーションを高めていくことで、営業メンバーによる案件情報の随時入力をさらに促し、慣習化させていくという好循環につながることが考えられるとしている。また、営業メンバーごとのアポイント獲得率やコンバージョン率などの数字も反映させ、将来を予測できるようなダッシュボードを提供することを目指すとしている。