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CTC、企業データを活用した予測分析のトータルサービス「Data Analytics on CUVICmc2」を提供開始

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は4日、企業データを活用した予測分析のサービスを体系化し、「Data Analytics on CUVICmc2」として提供を開始した。

 Data Analytics on CUVICmc2は、顧客のデータを元にした仮説検証(PoC:Proof of Concept)から、分析プラットフォームの導入や既存システムとの連携、トレーニング、継続的な改善のためのサポートなどを含めた体系的なサービス。

 CTCの基幹系特化型クラウドサービス「CUVICmc2」と、SAPジャパンの予測分析ソフトウェア「SAP Predictive Analytics」を使用して2月に提供を開始したデータ分析プラットフォームを中心として、仮説検証や導入支援、分析支援などの各種サービスをメニュー化した。

 顧客のサンプルデータから予測分析のPoCとサンプルレポートを提供する分析PoCサービスや、分析要件や活用するデータが固まらない段階でのヒアリング、適用領域の検討、PoC計画立案などを支援するワークショップ、SAP Predictive Analyticsの導入支援および稼働するプラットフォームをクラウドで提供する分析プラットフォームサービス、コンサルタントによる導入後の分析アドバイザリーサービス、各種システムとの連携などのメニューを提供。目的に応じたテンプレートも用意し、顧客は成果につながるデータ分析を着実に行うことができるとしている。

 料金は、仮説検証を行う分析PoCサービスで150万円から、分析環境は初年度2000万円程度から。CTCでは、予測分析に基づくマーケティングを行う流通や金融、小売などのBtoC企業を中心にサービス展開し、1年間で30件の提供を目指す。