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パロアルトの次世代セキュリティプラットフォームを拡張するアプリフレームワーク、日本の開発者受付を開始

 パロアルトネットワークス株式会社(以下、パロアルト)は19日、同社の次世代セキュリティプラットフォームを拡張するクラウドベースの「アプリケーションフレームワーク」を発表し、日本の開発企業および開発者の受付を開始した。

 アプリケーションフレームワークは、パロアルトが提供する次世代セキュリティプラットフォームを拡張する、各種セキュリティアプリケーションの導入を可能にするもの。SaaSモデルによる提供で、さまざまなセキュリティの課題に合わせて、パロアルトやサードパーティ、パートナー企業、ユーザー企業自身が開発したセキュリティアプリケーションを導入することが可能になる。

 パロアルトのセンサーや顧客固有のデータストア、インフラを活用し、セキュリティのニーズの変化に応じて追加の製品の導入や管理を行うことなく、異なる企業や開発者のクラウドアプリケーションを即座に有効化できる。

 顧客固有データストアには、1万7000社以上に導入されているクラウド脅威分析「WildFire」や、100以上のテレメトリによる脅威情報、パロアルトの脅威インテリジェンスチームによる脅威コンテキストが含まれており、さらに脅威インテリジェンスやアプリケーションのデータとログに対するクラウドベースの中央リポジトリとして機能する「ロギングサービス」を提供。忠実性の高いデータに基づく正確な結果をアプリケーションに反映できる。

 フレームワークは、異なるアプリケーション間、顧客固有データストアとインフラ間でシームレスに連携するよう設計されているため、規模を問わずあらゆる開発企業および開発者が自動化された脅威の識別、防御、分析、オーケストレーションの機能を提供できるようになるとしている。

 グローバルでは、既に30社以上のセキュリティベンダーがアプリケーション フレームワーク向けのアプリケーションの開発を進めており、日本の企業や開発者に対しても受付を開始。グローバルで約4万社のパロアルトのユーザー企業向けに、独自のセキュリティアプリケーションを展開できる。

 ユーザー企業へのアプリケーションフレームワークの提供開始は、2018年初旬を予定している。