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セキュアブレイン、フォレンジックツール「Outlier」を販売 エージェントレスでの導入に対応

 株式会社セキュアブレインは11日、米Outlier Securityのフォレンジックツール「Outlier(アウトライア)」を国内で提供開始すると発表した。

 Outlierは、社内ネットワークのマルウェア感染を監査できるフォレンジックツール。企業・組織内の端末情報を社内に設置したデータ収集サーバーが定期的に情報をOutlier Securityのクラウドへ展開し、そこで自動解析した情報を可視化することにより、攻撃の検知だけでなく、その影響範囲・全容解明などのフォレンジックが可能という。

 解析はAIや機械学習、複数の商用ウイルス対策ソフトを組み合わせて行うため、未知の攻撃も含め、精度の高い検知を実現。解析困難にするために難読化されたプログラムであっても、メモリに展開された情報を用いることで解析を行えるとした。また、製品導入以前も含め、PCの初期出荷時までの過去にさかのぼって、攻撃の有無・原因・影響範囲などを解析できるとのこと。

 クライアントはWindows、macOS、Linuxに対応。端末へのエージェントソフトウェアなどのインストールが不要なため、導入前に他ソフトウェアと競合しないかといった検証が不要で、短期間での導入が可能な点もメリットとしている。ただし、Active Directoryでのドメイン管理を行っていない場合やmacOS、Linuxの場合には、エージェントが必要になる。

 価格は、50ユーザーで年間40万円(税別)から。