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パロアルト、エンドポイントセキュリティ「Traps」をLGWAN上脅威分析クラウドに対応

 パロアルトネットワークス株式会社(以下、パロアルト)は7日、同社のエンドポイントセキュリティ製品「Traps」が、地方公共団体を相互に接続する行政専用のネットワーク「総合行政ネットワーク(LGWAN)」に接続する端末向けに、LGWAN上のクラウド脅威分析「ASP型サンドボックスサービス」に対応したと発表した。

 地方公共団体で利用される端末は、総務省が推進する「自治体情報システム強靭性向上モデル」の指針により、インターネット接続系、LGWAN接続系、マイナンバー利用接続系の3つの環境に分かれている。このうち、LGWAN接続系の端末においては、インターネットから分離された自治体専用の閉域ネットワークと繋がっているため、通常に比べ高いセキュリティが確保されているが、USBやインターネット接続系からのメール転送などによりマルウェアが侵入する可能性があり、LGWAN接続系のセキュリティを強化する内部対策が求められている。

 こうした状況を受け、パロアルトではエンドポイント向けの標的型攻撃対策のTrapsを、LGWAN上に構築したクラウド脅威分析「ASP型サンドボックスサービス」にTrapsを対応させた。これにより、Trapsによる機械学習や収集情報の分析と、ASP型サンドボックスサービスを連携し、LGWAN内の自治体から収集した脅威インテリジェンスを元にした、既知および未知のマルウェアに対する効率のよい防御を行えるとしている。