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アクロクエスト、SORACOMと連携するIoTデバイス向け異常検知ソリューション「Torrentio Flow」

 アクロクエストテクノロジー株式会社(以下、アクロクエスト)は5日、株式会社ソラコムが提供するIoT通信プラットフォーム「SORACOM」と連携した、IoTデバイス向けの時系列異常検知サービス「Torrentio Flow」の登録受付を開始した。

 Torrentio Flowは、IoTデバイス機器がやり取りするパケットに対してさまざまな処理を適用できるSORACOMのサービス「SORACOM Junction」と連携し、IoTデバイスの動作不良や不正通信などの異常をリアルタイムで検知するクラウドサービス。IoTデバイスからのデータ取得が正常にできなくなる、IoTデバイスの中で特異な好ましくないデータ通信や挙動をしている機器がある、IoTデバイスがマルウェアなどに感染し、想定しない宛先への通信の発生や急激なパケット量増加がみられるといった問題に対応する。

 SIM単位で通信トラフィックやプロトコルの分析を行うため、リスクがある状況や改善すべき対象をピンポイントで特定が可能。機械学習エンジンとしてElasticを利用し、機械学習による異常検知を行う。通信パケット自体を解析するため、デバイスへの設定なども不要で、効率的に導入・運用できる。

 データ通信SIM「SORACOM Air for セルラー」を利用中のユーザーは、Torrentio Flowを合わせて利用することで、デバイス障害や通信異常の検知、セキュリティ脅威などへの対策を、追加のハードウェアやソフトウェアを導入することなく実現できる。

 Torrentio Flowは、現在はプライベートベータ版として、申し込みユーザーから順次サービスを提供する。サービスの利用には「SORACOM Junction」の契約が別途必要。また、現在はSORACOMの「日本向け Air SIM」のみの対応で、今後「グローバル向け Air SIM」などに順次対応していく予定。