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NEC、小田急シティバスと生体情報を活用したバスの安全運行支援の実証実験を実施
2017年7月3日 16:16
日本電気株式会社(以下、NEC)は3日、小田急シティバス株式会社と連携し、乗合バスの安全運行支援に向けてたウェアラブル端末による生体情報の収集・活用の実証実験を実施したと発表した。
実証実験では、リストバンド型のウェアラブル端末を用いて、バス乗務員の生体情報(脈拍、表面温度、湿度、体の揺れなど)を測定。測定したデータは、スマートフォンを介してNECのIoT基盤「NEC the WISE IoT Platform」上に収集・蓄積し、データを基に乗務員ごとの疲労度を判定することで、乗務中の体調変化や疲労を可視化する。
これにより、事業所から離れて業務を遂行するバス・鉄道乗務員の体調変化を見守り、働き方の改善や職場環境の整備に貢献することを目指す。
NECでは今後、判定の精度を高めるとともに、勤務予定・実績、その他の業務システムとの連携により、乗合バスや鉄道乗務員が運行中に高いパフォーマンスを発揮して運行品質や安全を高め、交通事業者の働き方改革に貢献すべく検討を進めていくとしている。