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GMOインターネット、自社システムでのノウハウを生かした販売課金プラットフォーム「KaKing」

 GMOインターネット株式会社は29日、クラウドサービス「Z.com Cloud」のメニューとして、SaaS型販売課金プラットフォーム「KaKing」を提供すると発表した。価格(税別)は月額9万8000円で、別途30万円の初期費用が必要になる。

 KaKingは、見積もり・契約、請求・課金、決済といった販売にかかわる業務を一元管理する販売課金プラットフォーム。月間10万件超のサービス運用実績を持ち、契約・請求・入金管理を10年以上行ってきた、GMOインターネットのクラウドホスティングサービスで実際に使用している販売管理システムを元に開発された。

 顧客情報や契約情報などをシステムで一元管理できるため、これらを手作業によってExcelで管理していた企業がKaKingを利用すると、各情報をコントロールパネル上で一元的に把握できるようになるほか、受発注データの作成や入金照合による消し込み処理など、煩雑な販売管理業務をすべて自動化可能になる。これにより、業務プロセスの効率化や手作業による人為的なミスの発生防止といった面でメリットを提供できるという。

 なお、GMOインターネットがすべて自社開発し、サービスの基盤となるインフラもあわせて提供することにより、低価格を実現。サービスは定額で提供され、売上連動やアカウント追加による追加コストも発生しないという。

 また、機能が充実しているだけでなく、セキュリティ対策や耐障害性、バックアップ機能などにより、安定・安心した運用を支援するとのこと。

 課金については、1つの契約で1回の代金回収を行う都度課金、使用した量だけを請求する従量課金に加え、公共料金のように1つの契約で複数回、使用量などに応じて料金を請求・回収する継続課金の仕組みにも対応する。

 さらに、GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)が提供する「PGマルチペイメントサービス」との連携により、クレジットカード支払い、コンビニ支払い、PayPalなど、さまざまな決済方法を選択して導入可能な点もメリットとした。

 なおGMOインターネットでは、サービス担当者が直接訪問して導入支援する「導入・運用支援」オプションを、最大10万円分、無料で行うキャンペーンを実施する。8月18日までにKaKingを申し込んだユーザーのうち、先着10社が対象。