ニュース

CTC、SAS Visual Analyticsを利用したクラウド型データ分析環境

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は22日、クラウド型のデータ分析環境「cloudage works by Microsoft Azure -SAS Analytics Services-」を提供開始すると発表した。SAS Institute JapanのBIツール「SAS Visual Analytics」を、Microsoft Azure上で提供する。価格は年間360万円(税別)から。

 今回提供する新サービスは、専門知識がなくても容易に利用可能な、セルフサービス型のクラウド型BIツール。このサービスで利用しているSAS Visual Analyticsは、ユーザー自身がレポート作成やデータ分析を行えるセルフサービス型BIツールで、データ分析の専門知識なしにドラッグ&ドロップ操作でデータ分析を行い、分析結果をグラフやヒートマップ、バブルチャートなどで視覚化して表示する。分析結果は、Webブラウザやモバイル端末でも閲覧可能だ。

 また、導入検討フェーズから運用まで、一貫したSAS導入および分析支援サービスも提供する。

 具体的には、CTCが用意する顧客分析や売上予測などのサンプルデータを利用して、分析・可視化・解析といった機能の使い方を習得する「PoCサービス」、SASサーバーインストール作業と簡易教育をパッケージングした「クイックスタートサービス」、分析用データの加工やレポート作成、ニーズやシステム変更に伴うレポートの改修などを実施する「分析運用サービス」、短期間でSAS導入効果を計測する、マーケティングデータ分析から活用までのプロセスの「分析トライアルサービス」などを用意している。

 CTCでは、マーケティング部門や品質管理部門を中心に、支援サービスとあわせて展開し、3年間で3億円の売上を目指すとしている。