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Cylance、東芝とウイルス対策製品「CylancePROTECT」の販売代理店契約を締結

 Cylance Japan株式会社は22日、米Cylanceが株式会社東芝インダストリアルICTソリューション社グループと販売代理店契約を締結したと発表した。東芝インダストリアルICTソリューションはCylance Japanと連携し、AIを活用してエンドポイントでマルウェアの実行を未然に防ぐウイルス対策製品「CylancePROTECT」の販売を開始した。

 CylancePROTECTは、AIを活用した機械学習リサーチプラットフォームにより、ランサムウェアなどの悪意のあるプログラムをリアルタイムに検知し、未然に実行を阻止するウイルス対策製品。従来のシグネチャによる脅威の検知と異なり、ファイルごとに何百万もの特性を解析・分類し、既知および未知のマルウェアを特定する。

 今回の販売開始に先駆け、東芝グループでは2016年6月より自社実践として仮想デスクトップ環境を含む約5500台のエンドポイントにCylancePROTECTを導入。これまでのシグネチャベースの従来型製品では検知できなかった、未知や亜種のランサムウェアといったマルウェアを高精度に検出したほか、モバイル環境(インターネット接続なし)や社内ネットワークに接続していないPCにおいても同様の検出能力を確認。シグネチャ更新や定時スキャン運用などの負担が軽減、CPU負荷が非常に低いため仮想デスクトップ環境への影響がほとんど無いといった効果を確認したという。