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Hortonworks、ストリーミングデータ基盤「HDF 3.0」を提供開始

 米Hortonworksは12日(米国時間)、オープンソースベースのストリーミングデータプラットフォーム「Hortonworks Dataflow(HDF)」の新版「同 3.0」を一般提供開始したと発表した。

 HDFは、リアルタイムアナリティクスのためのストリーミングアプリケーションを迅速に構築するためのオープンソース基盤。これを利用することで、データセンターやクラウドを流れているすべてのデータをリアルタイムで収集・分析し、対応を図ることが可能になるという。

 HDF 3.0には、1行のコードも記述することなく、ストリーミングアプリケーションを構築できるStreaming Analytics Manager(SAM)が付属。シンプルなドラッグ&ドロップ形式のインターフェイスを備えており、ストリーミングアプリケーションの設計、開発、テスト、配備、維持を容易にするとした。

 加えて、スキーマ用の新しい共有リポジトリを利用することで、Apache Kafka、Apache Storm、Apache NiFiなど、複数のストリーミングエンジンにまたがってアプリケーションを柔軟に相互動作させることも可能になる。

 さらにHDF 3.0ではIBM Power Systemsでも利用できるようになったため、ビッグデータや認知解析のような、データを多用するワークロード向けに設計されたアプリケーションがサポートされるとのこと。また、HDFとPower Systemsの組み合わせは、高いパフォーマンスと効率のストリーミングアナリティクスを提供し、流れているデータのワークロードの管理を容易にするとしている。