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NTTドコモ、手軽にVRサービスを提供できる「みんなのVR」、法人・自治体向けに提供

 株式会社NTTドコモは、株式会社クロスデバイスと共同で開発した「みんなのVR」アプリと、クラウド管理サーバーをパッケージ化することで、手軽にVRサービスを提供できる「みんなのVR」を、6月30日から法人企業・自治体向けに提供開始する。

 サービスは、操作用のタブレットとヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)に装着するVR視聴用のスマートフォンをWi-Fiで連携し、タブレットでVRコンテンツを選択することで、VR視聴を可能とするもの。タブレットからクラウド管理サーバー上で管理されたVRコンテンツを選択できるため、HMDを装着している側の機器操作が不要になる。また、タブレット1台で複数のVR機器を一括操作できるため、イベントなどで利用した際の説明員の運営負担が軽減できる。

「みんなのVR」利用イメージ

 視聴中のVRコンテンツは同時にタブレットや大画面モニターに出力できるため、VR体験者以外も同じコンテンツの視聴が可能。専用のサーバーに動画コンテンツを保存し、そこから各端末に動画をダウンロードできるため、端末を設定する作業やVRコンテンツを管理する手間を軽減できる。また、クラウド型サービスのため、VR体験ブースなどからでもVRコンテンツの編集・更新作業を行うことや、再生数を集計するといったことができる。

 基本パッケージ費(1セット)の料金(税別)は、1カ月利用の場合で12万円から、3カ月利用の場合で20万円から。

 NTTドコモではサービスの第一弾として、青森県大鰐町、青森公立大学木暮祐一研究室との産学官連携による、青森県大鰐町のVRプロモーションを体験できるイベントを予定する。