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NDC、Azureでインターネット分離環境を構築できる「Browser as a Service on Azure」

 株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター(以下、NDC)は、Microsoft Azureを利用したインターネット分離環境を手軽にスタートできるソリューション「Browser as a Service on Azure」を7月から提供開始する。

 ソリューションは、Azure上のサーバーでブラウザーを動作させ、その表示画面だけを業務PCに転送して表示させる仮想ブラウザー方式を採用。企業が契約中のAzure上にNDCが提供するテンプレートを展開し、企業で利用中の業務用PCには、米Parallelsの「Remote Application Server クライアントエージェント」をインストールする形となる。

 NDCが提供するAzure用テンプレートには、日本語環境に合わせたWindows Serverのイメージとネットワーク構成、およびそのサーバー上で動作するRemote Application Serverがあらかじめ設定されているため、1時間程度で環境を構築し、1日でインターネット分離環境を利用できる。

 NDCからは、仮想ブラウザーのサービスに必要な「Parallels Remote Application Server」のライセンス、Azure用のテンプレートを提供。また、Azureのライセンス、Remote Desktopのライセンスなど、必要なライセンスも合わせて提供する。

 ソリューションの参考価格は、利用対象者ユーザー30人、同時接続ユーザー数15名の場合で、Azure利用料を含めて1ユーザーあたり月額約1400円から。

 Parallels Remote Application Server subscriptionサブスクリプションライセンス(同時利用ユーザー1人あたり)は年額1万2000円、Microsoft Azureライセンスが12カ月有効な1万200円単位のプリペイド(Azureで利用するリソース量に応じた費用が必要)。Azure用テンプレートは、2017年12月末までにNDCからParallels Remote Application Server subscriptionライセンス、Azureライセンスを購入した場合は、無償提供となる。