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NTTデータ、損害保険会社向けに「保険金支払事務BPO」を提供

 株式会社NTTデータは18日、損害保険会社のBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスとして、「保険金支払事務BPO」を同日より提供開始すると発表した。

 このサービスでは、損害保険会社の保険金支払業務において、書類管理にかかわる一連の事務作業、および電子化データ管理をNTTデータが受託する。具体的には、損害保険会社の保険金支払いに必要となる請求書類の発送から、請求書類の受領、電子化(スキャニング)、データ入力、書類保管、書類抜き取り・送付までの一連の事務作業を行うという。

 請求書類の電子化にあたっては、日商エレクトロニクスの「イメージワークフローシステム」を採用。印刷会社・倉庫会社と連携し、請求書類の顧客への発送から保管まで、一連の現物(紙)管理と電子化データをイメージワークフローシステム上で一元管理し、損害保険会社の保険金支払業務においてペーパーレス化(電子化)を実現するとした。

 このサービスを利用すると、請求書類の現物(紙)管理はBTTデータが行うため、損害保険会社の損害サービス拠点ではペーパーレス化を実現。書類のハンドリング作業がなくなることで、業務削減効果が期待できるとのこと。また、イメージワークフローシステム上で案件が管理されることから、書類紛失・処理漏れリスクも低減可能になる。

 また請求書類が電子化されるため、災害時でも災害を受けていない拠点で業務を再開することができ、BCP対策に有効とした。