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ヴイエムウェア、企業向けのIoT管理ソリューション「VMware Pulse IoT Center」を発表

 ヴイエムウェア株式会社は10日、エッジからクラウドに至るまで、IoTプロジェクトのより効率的な管理、運用、拡張、保護が可能にする企業向けのIoT管理ソリューション「VMware Pulse IoT Center」を発表した。

 VMware Pulse IoT Centerは、企業のIoTインフラとさまざまな種類の“モノ”の管理を簡素化し、これらの環境全体を一元管理できるようにするソリューション。“モノ”の状態を正確かつリアルタイムに可視化することで、インフラの信頼性を向上させ、異常が発生する前にプロアクティブな対応を可能にする。

 さらに、IoTプロジェクトの展開や拡張を効率化することで、IoT投資の回収の高速化を支援。“モノ”、エッジ、ネットワーク、アプリケーションといったIoTの構成要素全体に対してセキュリティを提供することで、IoTインフラやデータへのアクセスの保護を強化する。

 企業向けIoTに特化したVMware Pulse IoT Centerでは、デバイス管理のためには「VMware AirWatch」、インフラの監視やトラブルシューティングのためには「VMware vRealize Operations」といった、既存かつ実績あるテクノロジーを活用。IT担当者とOT担当者の両方の複雑かつ固有のIoTに関するニーズを満たすと同時に、幅広いエッジシステムやインターネット接続デバイスに対応する。

 VMware Pulse IoT Centerは、2017年中に提供開始予定で、現在、自動車、エンターテインメント、リテールバンキング、医療、製造などの顧客向けにプライベートベータ版が提供されている。価格やライセンスに関する情報は一般提供開始時に発表する。

 導入が容易なオンプレミス型のソリューションと、クラウドサービス(as a Service)の両方の形式で提供される予定で、ヴイエムウェアおよびパートナー各社から個別ソリューションとしての提供や、Dell EMCなどのパートナーの製品と組み合わせたバンドル製品としてパートナーから提供される。