ニュース

NECソリューションイノベータ、人材サービス業向けのクラウド型基幹業務サービス

 NECソリューションイノベータ株式会社は、人材サービス業の基幹業務を支援する「NEC クラウド型HRサービス」を、7月より提供開始すると発表した。

 人材サービス業において派遣社員の勤怠管理を行うには、派遣先企業ごとに異なる多様な勤務パターンに対応する必要があるとのことで、従来は勤怠管理システムに登録された勤怠情報を、手作業で修正するなどの運用で対応してきたという。

 「NEC クラウド型HRサービス」では、こうした状況を改善するため、複数の異なる勤務パターンに対応可能な「勤怠管理機能」、求人情報と派遣社員情報との「マッチング機能」、「契約管理機能」など、さまざまな機能をクラウドサービスとして提供する。

 また同サービスでは、派遣社員の複雑な勤怠管理とあわせて、派遣社員とは勤務体系が異なる正社員の勤怠管理も可能なため、勤怠管理全体の負担軽減にもつながるとした。

 加えて、多くの人材サービス業では、企業からの求人情報や登録スタッフ情報の管理、請求管理、給与管理や会計といった基幹業務を独自の管理システムで行っているが、このサービスでは、こうした既存システムとの間で、CSV形式のデータ授受を行えるとのこと。

 価格(税別)は、100ID利用時の場合、初期費用が260万円、月額費用が20万円から。NECソリューションイノベータでは、今後3年間で20社への販売を目指すとしている。