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MOTEX、情報漏えいリスクの検知にAIを活用した「LanScope Cat」の新オプションβ版をリリース

 エムオーテックス株式会社(以下、MOTEX)は8日、IT資産管理・情報漏えい対策ツール「LanScope Cat」について、AIを活用した新オプションのβ版をリリースした。

 MOTEXでは、企業などでは情報漏えいにつながるリスクを早期に発見するために、取得した膨大なログの分析に非常に多くの労力を費やしていると説明。こうした状況を受け、情報漏えいの早期発見にAIを活用する研究開発の成果を、LanScope Catの新オプションのβ版としてリリースした。

 新オプションでは、LanScopeで収集したPC操作ログから、持ち出し操作の自動検出・持ち出しまでの経路追跡に加え、独自のアルゴリズムと機械学習エンジンによる分析を行い、情報漏えいリスクのスコアリングを可能にする。

 すでに、研究開発段階で協力を得た企業では、「これまでのチェック体制では気づけなかった、会社公認のUSBメモリを使い自宅にデータを持ち帰って仕事をしている操作を発見できた」「社外秘のファイルの名前を変えてメール添付し、自分の個人メールアドレスに送るという一連の操作をすぐに発見できた」「コンプライアンス部門でファイルの持ち出しをチェックしていたが、従来に比べてチェックすべき事項を10分の1程度に圧縮することができた」といった導入効果があったという。

 MOTEXでは、より実践的な利用シーンに沿った機能を実現するために、5月10日~12日に東京ビッグサイトで開催される「第14回 情報セキュリティEXPO春」において、β版のトライアルユーザーを数社募集する。