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レノボ、DataCoreのSANsymphonyを搭載したSDSアプライアンス「DX8200D」

 レノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)は25日、米DataCore Software(以下、DataCore)との協業により、SDS(Software Defined Storage)ソフトウェアを利用したアプライアンス製品「Lenovo Storage DX8200D」を提供すると発表した。

 「DX8200D」は、レノボのx86サーバーにDataCoreのSDSソフトウェア「SANsymphony」を搭載したアプライアンス製品。高速キャッシュ、自動階層化といった機能によりI/Oパフォーマンスを向上させることが可能なため、SQLやExchange Serverなど、高い性能が要求されるデータベースやアプリケーションでの利用に適しているという。

 また、同期ミラーリング、非同期レプリケーション、データの継続的保護(CDP)機能により、高い可用性を提供できることから、ミッションクリティカル環境での利用も可能とした。

 加えて、既存ストレージや他社製ストレージをDX8200Dのもとで管理できるストレージ仮想化機能も備えているほか、シンプルなストレージ運用および異機種ストレージ間での自動階層化により、既存ストレージの有効活用にも対応するとのこと。

 さらに、ハードウェアとソフトウェアをワンストップで調達しているので、保守窓口をレノボに一本化できる点もメリット。レノボのサポートでは、24時間365日体制での保守に対応するとしている。

 ストレージアクセスは、10Gigabit Ethernet(GbE)によるNFS/CIFSやiSCSI、8Gbps/16Gbps FCに対応した。

 価格は、最小構成で550万円(税別)から。

Lenovo Storage DX8200D

 なお、レノボではかねて、x86サーバー「System x」をベースハードウェアとして利用するSDI(Software Defined Infrastructure:ソフトウェア定義型インフラ)製品の提供に力を入れており、SDSアプライアンスとしても、クラウディアン、ネクセンタのソフトウェアを搭載した製品をすでに提供している。