ニュース

キヤノンITS、プロセスや進ちょく状況などを管理できる契約業務管理システム「GripManager」

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は24日、契約業務管理システム「GripManager」を6月上旬より販売開始すると発表した。価格は225万円から。

 GripManagerは、契約申請から締結に至るまでの現場担当者と法務部門・知財部門とのやり取りを、ワンストップで管理できる契約業務管理システム。すでに提供している特許管理システム「PatentManager」をベースとしており、同製品が特長としている使いやすいテンプレート機能はそのままに、ユーザーインターフェイスを一新してさらに使い勝手を向上させているという。

 具体的には、相談~締結までのプロセスにおける契約担当者と法務部門とのやり取り、契約書類(ドラフト・原本)を一元的に保存し、いつ・誰が・どのような回答を行ったなどの履歴参照を容易に行える「プロセス管理」、相談~締結~契約満了までのプロセスにおいて、案件の状況を自動的に変更して状態を明確化する「進捗管理」、スケジュールを設定することにより、検索条件に当てはまる案件を帳票にまとめ、任意のタイミングでメールを自動送信する「期限管理」といった機能を搭載する。

 また、契約内容の履行状況を契約担当に定期的に問い合わせ、履行状況を可視化する履行管理機能も備えた。契約ごとに履行チェックを行い、チェック月になると担当者にメールを自動送信する仕組みにより、契約切れのリスクを防ぐとしている。

 さらに、契約情報を管理するデータベースには、オープンソースデータベースをもとにしたSRA OSSの「PowerGres」を採用。従来に比べて低価格での導入を実現したとのこと。

 なお今回はGripManagerの発売を記念して、基本ライセンスやクライアントライセンス(100名まで)、汎用CSV取り込みツール基本ライセンスをセットにした「GripManagerスタートパック」を、半額の150万円で提供するキャンペーンも実施する。対象は6月~9月受注分(かつ2017年12月末までの納品分)で、年額45万円の保守費用は別途必要になる。